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2011年10月22日 (土)

髪の毛(前編)。

がん治療のこと、どんどん忘れていきます。

それは、幸せなことかもしれないけど、書きたい。

ブログに書けば、あの時の私と同じ不安の中にいる、

どなたかのお役に立つこともあるかもしれないと思っています。

でも、このことだけは、なかなか書けませんでした。

抗がん剤治療にあたって、私にとって、いちばんの問題だった副作用は、

「脱毛」です。

何度も書いては、削除してきた記事、どうぞ読んでくださいね。

・・

手術や治療の前、

抗がん剤の説明のなかで、副作用として、

脱毛の話を主治医から聞いた時は、

知識として、知ってはいたことでしたが、

本当に、ショックでした。

「髪の毛は抜けてしまいます。でも、治療が終わったら、すぐ生えてきますからね。」

優しい主治医の先生がここまでおっしゃるからには、

本当に抜けてしまうんだと実感しました。

それなら、もうやめようかと思いました。

検査の状況から、絶対に抗がん剤をすべきということではなかったからです。

ずっと、髪を大切にしてきたのに、

全部ぬけてしまうのなんて、耐えられないと思いました。

それが、どうして、前向きに変わったのか。

ひとつは、ウィッグのおかげです。

これなら、どんなふうになっても大丈夫だと思いました。

もうひとつは、

本当に大切なのは、「髪」なのか、考えたからです。

マッチとの時間を

より「確実に」取り戻すのではなかったのかと思いました。

そのために、決意をみせなさいと神様に言われているような気がしました。

あなたの気持ちは、それぐらいのものか、

髪の毛のことだけで、怖気づくくらいの覚悟かと問われている気がしました。

それに思いがいたってからは、少し変わりました。

ロングの髪を手術前に、まずは、バッサリ、ベリーショートにしました。

「本当にいいの?」と病気のことを知らない美容師さんは言ってくれました。

それまで、一度もショートにしたことがなく、

トリートメントなどで、

髪の毛を大切にしていたのを知っていたので、驚いていましたcoldsweats01

「いいの、いいの。もうこれ以上切れないくらいに切ってね。」

バッサリ、バッサリ、手元に落ちてくる髪の毛を見ていると、

たしかに寂しさもありました。

でも、不思議なもので、同時に決意が固まって、少し前向きになりました。

後編は、治療が始まってから・・です。

Pink_purple

・・・・

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