フィギュアスケート。
フィギュアスケートを見ると、思い出すことがあります。
3年前、冬のオリンピック。
私が手術する日は、フィギュアの女子フリーの日でした。
まおちゃんが優勝するかどうか、という話題で持ちきりでした。
そんななか、私は・・・いえ私も、スケートどうなるのかなあ、と思っていました。
手術の最中に演技、結果が決まるということだったので、
妙に、シンパシーを感じて、入院や手術の準備をしながら、報道を見ていました。
まおちゃんは、どれだけのプレッシャーの中で準備の時間を過ごしているんだろうか、
私は・・・気楽、
先生にぜ~~んぶお任せして、ぐ~すかぴ~、寝ていればいいだけだから、
比べようもないほど、気楽で申し訳ないくらいだ、と思っていました。
オンタイムに見られなくて残念だけど、
あとでニュースを見るのを楽しみにしていようと思いました。
あとから聞いたところによると、手術中、
手術室前の待ち合い室で、夫と母は、フリーの試合をテレビで観戦していたとのこと。
手術室から主治医の先生が出て来られるかもしれない、
音がするたびに振り返りながら、
けど、テレビも気になる・・・けど、手術は大丈夫か・・・という感じだったそうです。
私はといえば、そんなことはま~ったく知らず、手術を終え、一旦ICUに。
もう意識もありましたから、付いていた夫に、
「どうなったの?」と聞きました。
「もちろん、手術うまくいったよ。」と夫。
「そんなことは知ってるよ。まおちゃんだよ!まおちゃん、どうだったの?」
「まおちゃんかよっニュースで見るんだったんじゃないの?」
「今、聞きたいよ、早く教えてよ。」
「残念ながら・・・」
「え?」
「銀だった。」
「ああ、銀・・・でもがんばった。」
ということがありました。
あとでニュースで演技を見ていたら、この時、私は、手術してたのかぁ、と
すごく不思議な気持ちになりました。
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