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2015年6月17日 (水)

ホタルと言えば。

ホタルと言えば、なんと言っても、

蛍兵部卿(ほたるひょうぶきょう)の宮ですよね~。

源氏のお話です。

蛍兵部卿の宮は、以前、ここでも書いた「玉鬘」に恋をします。

当時は、恋と言っても、姿を見ることは稀で、

ウワサとか、文のやり取りとかで、すぐに好きになってしまうんです。

玉鬘は源氏の娘(実の娘ではありません)として、源氏の元にいるのですが、

その姿を一目でも見たいと通う兵部卿。

暗い館。

玉鬘は、御簾(みす)の向こうにいるために、姿を見ることはできません。

そんな時、源氏は、

たくさんの蛍を玉鬘のいる御簾の向こうに放します。

蛍の光で、浮かび上がる玉鬘の姿。

兵部卿は、驚き、ますます玉鬘に夢中になるというシーンです。

暗闇を巧みに使って、美しい玉鬘に淡いスポットライトを当てる、

それが「蛍」であるということに、作者の並外れた演出力を感じます。

いえ、実際、蛍を数多く集めても、そんなに明るくならないんじゃないかな~

無粋なことを思ってみたりもしますが・・・それはそれ。

ドラマですからね。

大切なのは、書かれた内容を想像して思い描くこと、

そのためには、幻想的な「蛍」がぴったりです。

Torete_bikkuri

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