涼しい世界。
BSプレミアムで、
横溝正史シリーズがドラマ化。
私はやっぱり昔の映画のシリーズが
長年、心のオアシス、
大好きなんですが、
先日、
「深読み読書会」という番組が放送されたり、
再放送されたりして ( ̄∇ ̄)タノシイ〜♪
さすが、この時期の横溝ワールドは、特にいいですね。
私自身は、生まれる前の話なのに、
懐かしい〜 暗い景色がたまりません。
昔、見たことがあるような…
そもそも日本人の心に生まれる前から深く刻まれている風景なのか…
そして、
今も昔も変わらない人間の感情、
妬みや欲や愛や優しさや哀しさや…
それが交差した時に起こるのは……。
やっぱりいいな〜( ;∀;)
そういえば、先日、深読み読書会の再放送で、
犬神家の内容が、源氏物語とリンクする、と
発言された先生がいらして、
「そうなのヽ(;▽;)私もそう思っていたんです!」と膝を打ったんですが、
先生は、
光る君は、佐兵衛翁で、
「光」という言葉が登場人物の人間性も表している、と解釈されていました。
私は、経済面で言えば正反対ではあるものの、
人間関係だけなら、
静馬が光る君とリンクすると思っています。
周囲から無理やり追い込まれた不幸な生い立ちと母親への思慕、それが成長した青年にどう影響するのか、
そういう所が似ているなあと思います。
もちろん、物語を通じ、
目的のために、誰かを蹴落そうとするドロドロの人間関係も源氏物語に似ていますし。
やっぱり、人間のベースにあるものは何も変わらないんですよ。どんなに時代が進んで、環境が変わっても。
だから、ずーっと名作は未来へつながるんでしょうね。
夏にいちばんヒンヤリするのは、
そういう人間性を目の当たりにした時。それほど怖いものはないと思われます。
ドロドロの、でもなんとなく懐かしい擬似世界で涼めます。楽しいですよ♪
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